2020年11月24日(火) 

ウインゼノビアは、先週の東京で出走し、後方よりから直線勝負に賭けたものの脚は使えず、16着に敗れました。3歳夏の「ラジオNIKKEI賞」の後から長い休みに入り、復帰後は試行錯誤してきましたが、いい時の状態には戻らず、競馬に対しての闘争心が戻ってきません。協議の結果、このレースを最後に現役を引退させることとなりました。今後は北海道のコスモヴューファームにて繁殖牝馬となる予定です。26日(木)に中央競馬の登録を抹消し、コスモヴューファームへ向けて出発します。
出資会員の皆様への分配金額については、年明け1月20日頃にお送りする『ご請求とお支払金額の案内(12月分)』にてお知らせいたします。
2歳時は連勝でオープン特別を勝ち、3歳時にはオークスにも出走し、大きな夢を与えてくれました。休養後は復活の走りをお見せすることはできませんでしたが、夢の続きは子供達に託します。ここまで長きに渡り、ゼノビアに温かいご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

2020年11月19日(木) 

先週は除外となり、今週にスライドしたウインゼノビアは、昨日坂路にて追い切りがかけられました。レースでも騎乗が決まった野中騎手が跨り単走でスタートすると、後半は馬なりでピッチが上がり、最後まで楽な手応えでゴールしていました。時計は4F55秒9、ラスト1F12秒4でした。
青木調教師は「使ってきていますし、除外スライドでもあるので、今週の追い切りは鞍上に感触を確かめてもらう程度にしました。野中も『まったく変なところもなく、乗りやすい馬です』とのことでした。稽古では止めるところなど一切見せませんが、競馬のペースとなると苦しくなってやめてしまうところはあるのでしょう。それは野中にもしっかり伝えました。あとは深いブリンカーでなんとか変わってくれればと思っています。小回りならごまかしが効く可能性があり、先週の福島に使いたかったのが正直なところで、東京の長い直線で最後まで集中力が続くかがカギになるでしょう。状態はいいですし、まともに走ればここでもやれて不思議はないので、なんとか諦めずに最後まで走り切って欲しいですね」と話していました。
そして本日は軽めの運動を消化し、午後からの出馬投票で今週の東京土曜11R「奥多摩S」芝1400mに野中騎手で出走が確定しています。

2020年11月12日(木) 

今週の出走を予定しているウインゼノビアは、昨日坂路にて最終追い切りがかけられました。前半はゆっくりと入り、後半から馬なりでピッチが上がると、最後の1Fも持ったままで脚を伸ばしていました。時計は4F54秒0、ラスト1F12秒1でした。
青木調教師は「皮膚病の残りと冬毛が生えてきたことで見栄えは悪くなっているのですが、決して調子が落ちていることはありません。状態が悪かったら、坂路でラスト1Fを持ったままで12秒1というタイムなんて出ないですからね。トモの踏み込みやバランスも気になりませんし、好状態をキープできていると思います」と状態を伝え、「今回も深いブリンカーを着用でいきます。前回は馬場が悪く、参考外の1戦になってしまいましたが、今回は良馬場でやれそうですし、ブリンカーの効果や短距離での走りを確認できると思います。なんとか変わって欲しいと願っています」と話していました。
そして本日は軽めの運動を消化し、午後からの出馬投票で今週の福島土曜11R「みちのくS」芝1200mに菱田騎手で投票を行いましたが、抽選により除外となっています。なお、次走は、来週の東京土曜11R「奥多摩S」芝1400mを予定しています。

2020年11月5日(木) 

来週の福島土曜11R「みちのくS」芝1200mを菱田騎手で予定しているウインゼノビアは、昨日、本日と角馬場からダートコースでキャンターというメニューを消化していました。
青木調教師は「前走後は馬体重が10キロほど減りましたが、カイバを食べないとか嫌な減り方ではなかったですからね。トレセンではいつも通りカイバも食べて、減った分はしっかり戻りました。それと前走時に左トモに少し皮膚病が出て、レース後もそれは残っており、さらには寒くなり冬毛も出てきて、見栄えは少し悪くなったのですが、乗った感じでは状態もキープできており、決して調子落ちはありません。週末、来週の2本で競馬へ臨む予定です」と説明していました。