2014年3月30日(日) 

　先週の中京で出走後も順調に乗り込みを再開したウイングリッターでしたが、一昨日28日(金)の夕方に左前脚の屈腱部に腫れが見つかり、触診でも反応が確認されています。そこで翌日の昨日29日(土)の夕方に患部のエコー検査を行ったところ、残念ながら屈腱炎の診断が下っています。
　損傷率は31パーセントと重度なもので、中村調教師は「休養を挟み、復帰を目指すにもかなり時間が掛かるレベルですし、時間を掛けたからといって復帰できる保証もありません。近いうちに未勝利を脱出できると思っていただけに残念ですし、本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げておられました。
　この診断を受けて協議した結果、現役復帰は困難で、未勝利の立場で長く休養させることは出資会員の皆様のご負担にもなると判断し、ここで現役を引退することが決定。週明けに登録抹消の手続きを行う予定です。
　今後は、乗馬となる予定で、引退通知書につきましてはJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りいたします。
　出資会員の皆様には、ご期待に添えず、大変申し訳ありませんでした。短い間でしたが温かいご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

2014年3月27日(木) 

　先週の中京では、早々と4コーナーで外の馬に来られ、交わされながらもその後も渋太く脚を使い、4着と力は示したウイングリッター。中村調教師は「だいぶ競馬振りが良くなり、掲示板に安定して載れる力は付けてきましたね」と成長を認めています。
　前走が金曜日の競馬だったことで、今週はすでに25日（火）から乗り込みを再開。もちろん特に目立ったダメージはなく、昨日26日（水）、本日27日（木）ともにCWコースでのキャンターを乗り込んでいました。
　担当の林調教助手は「前走もよく頑張っていますし、もうワンパンチというところまでは来ましたね。あとは何かの条件がこの馬に向けば勝ち上がりのチャンスも出てくるでしょう。レース後も状態は変わりありませんし、問題なく続けてレースに使っていけそうです」と状態を説明していました。
　なお、次走は、中2週で4月13日、福島日曜に2鞍組まれているダート1700m戦へ、引き続き川須騎手とのコンビで向かう予定です。

2014年3月20日(木) 

　中2週で今週の出走を予定しているウイングリッターは、先週14日（金）にCWコースで1週前追い切りをこなし、今週は金曜日出走ということで一昨日18日（火）にCWコースで併せ馬の最終追い切りがかけられています。スタートから古馬500万下ノートゥングを外に置く形で進み、直線は併せ馬で一杯に追われ、ラストまでほぼ互角の動きで併入ゴールを決めています。
　担当の林調教助手は「状態が落ちるどころか、ここへ来て絶好調です」と語ると、追い切りに騎乗した長谷川助手も「動きもだいぶ良くなってきました」と口を揃えて好調を語ります。
　また、林助手は「今回はメンバーを見ても、それほど強敵は見当たりませんからね。前走の競馬を見てももう常識にかかってきた感じがありますし、未勝利脱出は相手ひとつという段階にまで来ていると思います。なんとか今週いい結果を出せるように頑張ります」と勝ち負けを意識している様子でした。
　昨日19日（水）は追い切り明けということで運動のみで楽をさせてもらい、午後の出馬投票では今週の中京金曜1Rダート1800mに川須騎手とのコンビで出走が確定しています。
　また、レース前日の本日20日（木）はCWコースでキャンターを乗り込まれて一日を終えています。

2014年3月13日(木) 

　前走後も順調に乗り込まれているウイングリッター。昨日12日（水）、本日13日（木）はともにCWコースをキャンターで乗り込まれており、1週前追い切りは明日14日（金）に行う予定です。
　担当の林調教助手は「カイバは食べていますし、暖かくなるにつれて毛ヅヤもグングン上向いているように、状態が落ちているということはなさそうですね」と中間の気配を語ります。また「前走の競馬を見ていてもジリジリと脚を使うタイプですから、小回りの小倉から広い中京へ替わるのは良さそうです。これまでは目立った成績はなく脇役の立場でしたが、前走は3着でしたし、来週はもう少し威張って送り出せますよね」と笑顔を見せていました。
　なお、来週の中京金曜1Rダート1800mに川須騎手とのコンビで向かう予定に変更はありません。