2011年8月31日(水) 

　先週の小倉では矛先を変えて芝2600mに出走したウインテイクオフでしたが、レース前のイレ込みや気性面での難しさなどが影響して、思うような変わり身を見せることができませんでした。
　テイクオフは既に6戦以上を消化していることから、今後3歳未勝利戦への出走は困難な情勢であるという状況を踏まえて、当クラブと山内調教師で協議を行った結果、ここで現役生活を断念することで方針が固まり、明日9月1日に中央競馬の登録抹消手続きを行うこととなりました。
　「私の希望でセレクトセールで落としていただいた馬で、将来は絶対にクラシック戦線に乗せなければならないと期待を寄せていました。しかし、レース前のイレ込みでエネルギーを激しく消耗してしまうところが妨げとなってしまい、最後まで持ち前の能力を十分に発揮させることができませんでした。思うような結果を挙げることができず、大変申し訳なく思っております」と、山内調教師は深々と頭を下げていらっしゃいました。
　なお、今後のテイクオフにつきましては、地方競馬での新たな引き取り先が見つかりましたので、詳細につきましては、JRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りいたします引退通知書にてお伝えいたします。
　出資会員の皆様には、不甲斐ない成績でご期待を裏切ることとなりましたことを心よりお詫び申し上げます。また、これまでテイクオフに温かいご声援をお送りいただいたことを心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

2011年8月25日(木) 

　現在、栗東：山内研二厩舎在厩。8/28（日）小倉2R　3歳未勝利（芝2600m）に出走が確定しました。

≪8月25日木曜日更新≫
　ウインテイクオフは、昨日24日（水）に坂路コースで併せ馬を行っています。調教パートナーは、古馬500万下のジュヴェビアンで、スタート時点ではテイクオフが1秒ほど先行していましたが、残り3F標識付近からは外に併走となります。両馬とも「馬なり」の指示でしたから、ラストは互いに手綱を抑えられたままですが、相手の動きを見ながら併走でフィニッシュという内容は、テイクオフとしては満足できるもので「状態は変わりなく来ていますし、順調です」と、上籠調教助手です。しかし、レース当日にテンションが上がるなどの気持ちの面に課題を残す現状には苦い表情を浮かべるしかないようで「去勢しても、その点の問題が残ってしまいました。そこをなんとかクリアして、力を出し切ってもらいたいです」と、祈るように語っていました。追い切り明けの本日25日（木）は、厩舎周りの運動で調整が行われたテイクオフですが、臨戦態勢は整っているとの判断で、正式に今週の出走にGOサインが出されています。レースは除外の可能性もあるようですが、「今のテイクオフにはペースが合うと感じています」という小倉日曜2R芝2600mが最終的に選択されており、和田騎手と野元騎手のABで出馬投票を行うことになっています。

2011年8月18日(木) 

　現在、栗東：山内研二厩舎在厩。

≪8月18日木曜日更新≫
　ウインテイクオフは、昨日17日（水）に坂路コースを併せ馬で追い切りがかけられています。調教パートナーは2歳新馬ケイアイユニコーンで、テイクオフが2馬身の先行でスタートしていきます。残り2ハロン標識から併走となりますが、テイクオフは軽めが指示されていましたから、残り1Fから一杯に追われたケイアイを見送る形で、終始馬なりで1秒遅れでのフィニッシュとなっています。「疲れやどこかに痛いところなどがないことから時計は出していますが、続戦が続いているので内容は軽めにしています。もちろん夏バテなどもなく、好状態はキープしています」と、山内調教師からの報告がありました。また、次走については、来週の出走も視野に入れているそうで、条件についてはダートのみならず、芝にも目を配っていく方針だそうです。なお、本日18日（木）は、追い切り明けということで厩舎周りの運動で楽をさせてもらっていました。

2011年8月11日(木) 

　現在、栗東：山内研二厩舎在厩。8/7（日）小倉3R　3歳未勝利（ダート1700m）に出走、結果10着に。

≪8月11日木曜日更新≫
　先週の小倉遠征も初勝利を挙げるには至らなかったウインテイクオフ。昨日10日（水）までは運動のみで様子が見られていましたが、ハードなレース内容以上に体のダメージが少なかったことを受けて、本日11日（木）からは馬場入りを再開。坂路を楽走で1本駆け上がっていました。「暑い時期ですから立ち上げはゆっくりと思っていたのですが、元気一杯なんです。前走は息の入らない展開で伸びを欠いた面もあるでしょうが、走りきっていないというのもあるのでしょう」と、山内調教師は悩み顔も見せていました。とはいえ、疲労回復は早いにこしたことはありません。次走は試金石にもなる一戦でしょうから、レースで全力を出し切れる態勢を整えてもらいたいところです。