2014年8月27日(水) 

　先週の新潟では、スタートは速かったものの、その後は行きっぷりが悪く、後方からの競馬となり、そのまま最後の直線でも脚を使えなかったウインクロニクル。この中間は飛節の状態が本物ではなく、後肢に力が入らず、馬が苦しくなり、道中はずっと右にモタれていました。ただ、飛節のことがあったにせよ、最近はハナに行く以前のようなスピードを見せることができなくなっていることも事実ですし、結果も厳しいものが続いています。
　さらには、トレセンに戻ってきてから左前ヒザに熱感があり、昨日27日（水）にレントゲン検査を行ったところ、骨膜の剥がれということで、3ヶ月の見舞金の対象となっています。
　これらの状況を受けて、関係者一同で協議を行ったところ、ここでのクロニクルの引退を決定。明日29日（金）に中央競馬の登録を抹消することが決まっています。
　今後は、地方競馬の馬主に売却し、地方・笠松競馬に移籍予定です。
　なお、引退通知書につきましてはJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りいたします。
　体質の弱い馬で、コンスタントに競馬を使えなかったところがあるクロニクルですが、7歳という年齢まで本当に良く頑張ってくれました。出資会員の皆様には、ここまで長きに渡り、温かいご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

2014年8月21日(木) 

　今週の出走を予定しているウインクロニクルは、昨日20日（水）に北馬場のダートコースにて最終追い切りがかけられました。半マイルからピッチを上げていき、ゴール前は鞍上に軽く仕掛けられたところ、いい伸び脚を見せてゴール板を駆け抜けていました。
　清水英調教師は「動き自体は悪くなかったですね」としながらも、「この中間は飛節に水が溜まってきていたので、水を抜く治療を行いました。ただ、クロニクルの場合は飛節の問題はずっと付き合っていることですし、出走に支障があるレベルではありません」と症状の説明をしていました。
　最後に「前走で減った馬体重もしっかり戻っていますし、新潟までの輸送を踏まえてもしっかりとプラス体重で出走できると思います。暑いですが、体調面にも問題はありませんから、なんとかいいところを見せて欲しいですね」と締めくくっていました。
　そして本日21日（木）は追い切り明けということで軽めの運動で様子が見られ、午後からの出馬投票で今週の新潟土曜10R「岩室温泉特別」ダート1200mに嘉藤騎手で出走が確定しています。

2014年8月14日(木) 

　来週の新潟土曜10R「岩室温泉特別」ダート1200mに出走を予定しているウインクロニクルは、週末10日（日）にWコースにて初追い切りがかけられています。
　今週は、昨日13日（水）に1週前追い切りがかけられました。単走でスタートすると、前半から持ったままでグイグイと進み、直線では鞍上に一杯に追われます。そこからは、いつも通りキビキビとしたフットワークでゴール板を駆け抜けていました。5F66秒0という速い時計ですから、十分に負荷が掛かった内容となっています。
　清水英調教師は「今日はビシッとやりましたが、動きは良かったですね。さすがに最後は脚が上がっていた感じでしたが、この1本で上向いてくるでしょう。前走で減った馬体も戻って、雰囲気はいいですし、1000万で決してやれない馬ではないですから、次はいいところを見せたいですね」と意気込みを語っていました。
　そして本日14日（木）は追い切り明けということで、軽めの運動で楽をさせてもらっていました。なお、来週のジョッキーは、嘉藤騎手との初コンビの予定となっています。

2014年8月7日(木) 

　前走後は、美浦近郊の牧場に放牧に出ていたウインクロニクルが、本日7日（木）の検疫で美浦・清水英厩舎へ入厩しました。
　清水英調教師は「体も戻って、牧場でもしっかり乗り込んでいましたからね。暑さも大丈夫なタイプなようですし、新潟ダート1200ｍは合う条件だと思いますので、なんとか巻き返したいと思います」と話していました。
　なお、次走は、8月23日、新潟土曜10R「岩室温泉特別」ダート1200mへの出走を予定しています。