2012年9月26日(水) 

　休養後、復帰初戦となった先週の阪神では、終始前向きさを欠く走りで16着に大敗となってしまったウインスカイハイ。気性の難しさは以前から指摘を受けていたことではありますが、ここへ来てより一層悪化してきた印象です。山内調教師も「以前は不真面目なところがあったにせよ、常識に掛かった競馬をしてくれていましたからね。しかし、ここまで生ずるくなってしまっては競走馬としては厳しいですね」と険しい表情で語っていました。
　長期休養明けというハンデはありましたが、気性面での課題が深刻で、改善は困難な状況にあることから、関係者一同で協議を行った結果、残念ですが現役引退を決定しました。なお、スカイハイは昨日25日(火)に中央競馬の登録抹消の手続きを完了し、今後につきましては、滋賀県にある浅井牧場にて乗馬となることが決定しています。
　山内調教師は「能力的には上のクラスでも十分やれる馬だと思っていただけに、もうひと花咲かせてあげたかったのですが、最後はあのようなレースになってしまい申し訳ありませんでした。なかなか勝ち上がれずに苦労したことも今となってはいい思い出です」としみじみと語っていました
　なお、引退通知書につきましてはJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りいたします。
　出資会員の皆様には、ここまで長きに渡りスカイハイに温かいご声援をお送りいただきましたことを心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

2012年9月20日(木) 

　今週の出走を予定しているウインスカイハイは、先週末16日(日)にCWコースで併せ馬の追い切りがかけられましたが、併せた2歳馬に手応えで見劣り、1馬身の先着も許してしまいました。
　今週は昨日19日(水)は坂路を楽走で1本のメニューをこなし、本日20日(木)には坂路で併せ馬の最終追い切りがかけられました。調教パートナーは古馬500万下ブロッケンで、スカイハイはこれに4馬身ほどのリードをもらってスタート。その後は馬なりのままの相手に徐々にリードを詰められはしましたが、ラストは一杯に追われてなんとか併入に持ち込んでいました。
　山内調教師は「先週から動きはあまり変わってきませんし、休養前の成績からも強気にはなれませんね。叩き良化型なので、今回は目処の立つレースをしてきて欲しいところです」と最後までトーンは上がってきませんでした。
　そして午後の出馬投票では予定通りに今週の阪神土曜8Rダート2000mに投票を行い、無事出走が確定。なお、ジョッキーは以前騎乗した際に2着の好走実績がある高倉騎手に決定しています。

2012年9月13日(木) 

　先週の7日(金)に栗東・山内厩舎へ帰厩したウインスカイハイ。北海道からの長距離輸送だっただけに状態面が心配されましたが、「馬体減りもなく、輸送による熱発も見受けられませんでした」と順調さを語る山内調教師です。
　先週末9日(日)には坂路で併せ馬の軽めの追い切りがかけられ、昨日13日(水)にもニューポリトラックコースで併せ馬の追い切りがかけられました。2歳未勝利コウエイキズナを相手に余力残しのスカイハイではありましたが、最後は僅かにクビ差ほど先着しフィニッシュしています。
　山内調教師は「元々稽古は動くタイプではないけれど、それを考慮しても物足りないですね。気の悪いところも以前から変わっていませんし、使いながら良くなってくれればという感じです」と最後までトーンは上がってきませんでした。
　復帰戦については、牧場でも十分な稽古をこなしてきており、馬体は仕上がってきていることから、来週の阪神土曜8Rダート2000mを予定しています。
　なお、追い切り明けの本日13日(木)は厩舎周りの引き運動で楽をさせてもらっていました。

2012年9月6日(木) 

　5日(水)に北海道・新冠のコスモヴューファームを退厩、7日(金)の検疫で栗東・山内厩舎へ帰厩の予定です。栗東までの長距離輸送を考慮して週末からはウォーキングマシンのみでの調整を行っていました。集中力を欠く面は最後まで解消されませんでしたが、馬は元気一杯で非常にいい状態で送り出せました。出発時の馬体重は490キロですから、長距離輸送で大きく馬体を減らすことがなければ、トレセン入厩後もレース出走までそんなに時間は掛からないはずです。