2010年8月24日(火) 

　先週の追い切り後に右前脚のヒザ裏に熱感が認められたウインヴェロシティは、先週末土曜日に獣医師による患部のエコー検査を行ったところ、残念ながら右前屈腱炎の再発という厳しい診断が申し渡されてしまいました。
　これを受けて、今朝、当クラブと池江郎調教師とで協議を行ったところ、損傷を負ったのが古傷である右前脚であること。そして、その程度としては残念ながら軽い症状ではないという現状を考慮して、ここで現役を引退させることで結論がまとまりましたので、明日25日、中央競馬登録の抹消手続きを行うことになりました。
　「この夏からいよいよ本格化の兆しが見えていたので古馬になってからの奮起を期待していたのですが、屈腱炎の再発ということで、非常に残念です」と、池江郎調教師も沈痛な表情で語っていました。
　さて、ヴェロシティの今後についてですが、まだ歩様にもぎこちない仕草が見られるとのことで、しばらくの療養を要する状態であることから、患部が回復するまで新冠にある村上欽哉牧場で滞在して、その間に乗馬としての引き取り先を探していくことになりました。
　なお、ヴェロシティの引退通知書につきましては、JRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りさせていただきます。古馬になってからの活躍を期待されていた出資会員の皆様には、ご期待にそうことが叶わずに申し訳ありませんでした。また、長きに渡り、ヴェロシティに温かいご声援をお送りいただいたことを心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

2010年8月19日(木) 

　現在、栗東：池江泰郎厩舎在厩。8/21（土）小倉10R　TVQ杯（3歳以上1000万下／ダ：1700m）に出走を予定していましたが、回避することとなりました。

≪8月18日水曜日更新≫
　今週の小倉土曜10R「TVQ杯」ダート1700mに和田騎手で出走を予定しているウインヴェロシティ。今朝は村本調教助手が騎乗して坂路を単走で最終追い切りがかけられています。コースが一番混み合った時間帯でしたが、馬場の外めを真一文字に駆け抜けて、4F53秒1、ラスト1F12秒5という優秀な時計をマークしています。今朝の坂路はラスト1Fで12秒台が出にくい、そんなコンディションでしたから、十分に価値のある時計です。「メイチというわけじゃないけど、ほぼ一杯。動きに関しては先週も今週も文句なしです。あとは初めてのダートがいいのか悪いのかだけでしょうね」と、村本助手は話していました。ハンデは55キロと恵まれませんでしたが、「それも力を認められてのこと」と前向きに考えている陣営です。

≪8月19日木曜日更新≫
　今週の小倉土曜10R「TVQ杯」ダート1700mに出走を予定していたウインヴェロシティ。昨日の追い切りの動きも素晴らしく、陣営は「勝ち負けできる」と張り切っていました。しかし、今朝の馬体チェックの際に、右前脚の歩様にぎこちなさが認められたことから、触診を行ったところ、ヒザ裏の部分にボワーッとした熱感が確認されました。市川厩務員は「ちょっと今週の競馬は見送った方が妥当でしょうね。期待していただけに本当に残念ですが、先生に進言しておきます」と、話しており、池江郎調教師からも正式に今週の出走を見送る方針が告げられました。市川厩務員は続けて、「今日の夕方、そして明日の朝と歩様の確認をして、まだ違和感があるようだと、獣医師を呼んで調べてもらわないといけないでしょう。以前も患っている箇所ですから、こちらの取り越し苦労で終わってくれればいいのですが・・・」と、本当に残念そうな表情を浮かべていました。

2010年8月12日(木) 

　現在、栗東：池江泰郎厩舎在厩。

≪8月11日水曜日更新≫
　来週の小倉土曜10R「TVQ杯」ダート1700mに目標を絞ったウインヴェロシティ。今朝は村本調教助手が騎乗して坂路を単走で1週前追い切りがかけられています。坂路が一番水分を吸っているらしく、今朝は先週までとは比較にならないぐらい時計のかかるコンディションでしたが、そんな中で4F54秒2、ラスト1F12秒4なら立派なものでしょう。村本助手も「ビシッと追ったのはラスト1Fだけ。ずいぶんと動きが良くなってきていますよ」と、上々の評価です。

≪8月12日木曜日更新≫
　追い切り明けのウインヴェロシティですが、今朝も乗り込みは欠かしません。村本調教助手が騎乗して坂路を楽走で1本、雨にもめげずに元気に上がっていました。市川厩務員は「今週は先生の方針で小倉への輸送競馬は1頭もいないんです。お盆の渋滞にわざわざ突っ込んで行く必要はない、という采配なんですよ」と、今週の回避の理由をもったいなさそうに話していましたが、もちろん納得ずくです。

2010年8月5日(木) 

　現在、栗東：池江泰郎厩舎在厩。

≪8月4日水曜日更新≫
　ウインヴェロシティは、村本調教助手が騎乗して坂路を楽走で2本上がっています。「普段は何も手がかからないし、カイバもよく食べて順調です」と、市川厩務員が話してくれました。追い切りは明日行う予定で、いつでも競馬に使える状態になっていることを陣営は強調していました。

≪8月5日木曜日更新≫
　ウインヴェロシティは、村本調教助手が騎乗して坂路を単走で追い切りがかけられています。といっても、ヴェロシティにしてみれば4F54秒5はほぼ馬なりの内容。村本助手も「しまいだけ少し強めにやっておきました。楽な内容です」と語っていました。さて、次走について池江郎調教師から「来週はお盆の交通ラッシュに巻き込まれそうなので、基本的には再来週の8月21日、小倉土曜10R「TVQ杯」ダート1700mに向かうつもりです」と、プラン変更を明かしています。なお、ジョッキーはそこでも和田騎手がスタンバイしてくれています。