2006年9月20日(水) 

　中央競馬の登録抹消が決まったウインソリストは、本日午後3時、美浦トレセンにて引き付け抹消を完了いたしました。
　また、今後につきましては、すぐに使える状態ではありませんが、「治れば使ってみたい」ということから、地方競馬に売却することが決定いたしました。
　なお、出資会員の皆様には、JRAからの見舞金が確定する約一ヵ月後に引退通知書をお送りさせていただきます。永らくのご声援本当にありがとうございました。

2006年9月13日(水) 

　重度の筋肉炎症のため中央競馬登録抹消を決断したウインソリストは、到着後すぐにミッドウェイファームでササ針を行ないました。それにより今週一杯は舎飼の状態が続くため、引き付け抹消のための移動は、来週9月20日以降となります。

2006年9月8日(金) 

　昨日、右の脇腹からトモにかけて著しく疲労が見られるということで、急遽、潮来にあるミッドウェイFへ緊急放牧に出されたウインソリストですが、ミッドウェイFに到着後、引き運動で歩様を確認したところ右トモにまったく力が入らず、引きずるような歩き方をするまでに症状は悪化していました。そこで、宮崎場長は、すぐにササ針治療を施すと同時に、獣医師を呼んでレントゲン検査が行われましたが、やはりトレセンでの検査結果と同じく骨や腱には異常は認められませんでした。
　にもかかわらず、歩様にもハッキリ表れるほどの症状が出ていることから、6月の落馬事故の影響で体のバランスが崩れてしまい、その後のレースによって体を酷使したことで、今になって疲労による重度の筋肉炎症が一気に噴出してしまったのではないかという診立てが立ちました。また、今後は1ヵ月以上舎飼いで治療に専念しなければならず、復帰の見通しとしては早くても年明け頃ではないかという診察結果となりました。
　そこで、この診断結果、そして現在のソリストの状態を踏まえたうえで、本日、片山取締役社長、田中清調教師、宮崎場長、坂本取材局長の4人で意見を出しあったところ、この中山開催での復帰は絶望的な情勢であり、また、復帰したとしても地方出戻り制度の適用は避けられず、仮に制度適用の甲斐あって中央競馬へ復帰できたとしても、落馬事故以前の状態にまで戻らないと500万クラスでは太刀打ちできないであろうという意見が一致したことで、残念ですが登録を抹消することになりました。
　なお、登録抹消の日付については、ソリストの状態を見て手続きを行うことから来週以降になります。また、今後の引き取り先についても現在模索中ですので決まりましたらご報告いたします。永い間、ソリストを応援していただきありがとうございました。

2006年9月7日(木) 

　9/7（木）に茨城県・潮来のミッドウェイファームへ放牧に出ました。水曜日は、乗り運動後、北400ｍの角馬場でダクを10分、Bコースをキャンターで1周乗られました。矢崎調教助手は「土曜日にも馬場入りはしたんですが、乗った後、右の脇腹を気にしているんです。すぐに獣医に診てもらったんですが、『なんでこのようになったか原因は分からないけど、そんなにひどいものではないから、しばらく無理をせず様子を見た方がいいでしょう』と言われました。今日乗った感触では、土曜日よりは良くなっていますが、脇腹からトモにかけてが、どうもしっくりこないように感じます。とりあえずは軽いところを乗って様子を見るしかないですね」と話していました。
　そして本日木曜日、状態を確認するべく厩舎へと顔を出した坂本取材局長でしたが、田中清調教師の表情は暗いままです。「今日も脇腹からトモにかけて気にしているんです。最初は運動だけにしようかとも思っていたんだけど、状態も良くなってこないし、無理をさせたくないので今日は休ませて、このあと放牧に出すことにしました」と、同調教師が話し始めます。続けて「落馬の影響は無いとは思うんですが、あのあたりから妙に大人しいし、元々の右前脚の歩様の硬さも影響しているのかもしれません。時間はありませんが、この状態で進めていっても満足な結果は残せそうもありませんからね。少し様子を見て中山の最終週にかけるしかないと思うんです」と、苦しい胸の内を吐露しています。
　なお、ソリストは午後一番に馬運車に積まれ出発、午後2時前にはミッドウェイファームに無事到着しました。