馬コード |
年齢 |
父 |
母 |
性 |
毛色 |
生年月日 |
1口価格 |
厩舎 |
20030001 |
21歳 |
サンデーサイレンス |
シンコウノビー |
牡 |
鹿毛 |
2003/3/4 |
30万円 (400口) |
栗東・鮫島一歩 |
馬名の意味・由来 : 伝説/英語/Win Legend
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2008年5月7日(水)
先週29日火曜日の坂路調教後、左前裏に腫れと熱感の症状が見られたウインレジェンド。見た目からは、屈腱炎の再発という可能性が十分考えられる状況でしたが、発症してすぐにエコー検査を実施したとしても、正確な診断が得られない場合が多々あるため、エコー検査は少し時間を置いてから行うということになりました。
そして、発症から約1週間が経過した5日月曜日に鮫島調教師が小松温泉牧場を訪れ、状態を確認。その際、目黒獣医師も来られ、エコー検査も行ないました。
診断結果は「左前屈腱炎」。目黒獣医師は「球節に近い下の部分に約8cmの損傷が見られます。前回屈腱炎と診断を下した時には、損傷を示すコアは見つからず、本当に軽度の屈腱炎という形でした。でも、今回エコー写真を確認すると、以前は見られなかったコアがしっかりと確認できました。これは完全な屈腱炎です。全治までには少なく見積もっても1年、再発したという事実を踏まえると状況は厳しいと言わざるを得ません」と、診断結果が告げられました。
鮫島調教師は「非常に残念です。これだけの能力をもった馬ですし、本音を言えばあと1年でも待ちたいところですが、再発ということを考えると、これ以上待たせるのは会員の皆様にも申し訳なく思います。ここで中央の登録抹消手続きを行うのが馬にとっても、会員の皆様にとっても最善の方法ではないでしょうか」と、現役引退の申し出があり、当クラブ片山との協議の結果、現役を退くことで意見がまとまりました。そして、明日8日付で中央競馬の登録を抹消することが決定しています。
さて、今後についてですが、以前、レジェンドの種牡馬としての可能性に興味を示していたところが数件あったため、クラブとしてはその道を前提として検討していく予定でいます。ただ、今年は種付けシーズンも終盤となり、もし現在、再び興味を示してくれるところが出てきたとしても、この時点から新種牡馬として大々的に発表することは非常に難しい状況です。さらに、現在、サンデーサイレンスの後継種牡馬がありふれているという現状、そしてレジェンド自身、左目の失明、限度を超えたキツイ気性などを踏まえると、種牡馬への道は容易い道のりではないことも確かなのです。しかし、来シーズンからという条件付でも可能性がある以上は、種牡馬としての道を第一に考えていきたいというのがクラブの見解です。
そこで、レジェンドは今週中に村上欽哉牧場へ移動、屈腱炎の治療を施しながら、来シーズンまでに種牡馬としての可能性を第一に交渉を進めていく予定でいます。万が一それが叶わない場合でもレジェンドにとって最良の余生を検討していきたいと思っています。
レジェンドの復帰を心待ちになされていた出資会員の皆様には、転厩後、一度もターフに姿を見せることなくこのような結果になってしまったことをお詫びするとともに、最後まで温かいご声援をいただきましたことを、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。なお、引退通知書はJRAの見舞金が確定する約1ヵ月後にお送りさせていただきます。
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2008年4月30日(水)
小松温泉牧場で復帰へ向けて坂路でのペースが上がり始めたウインレジェンドですが、昨日29日火曜日の稽古後、再び左前裏に熱感と腫れの症状が見られたとの報告が今朝、告げられました。見た目すぐに腫れが分かるという症状で、熱感もかなり感じられるということから、屈腱炎の再発という可能性が十分に考えられるとのことでした。
すぐに、鮫島調教師、目黒獣医師とで話し合いを持ったところ、発症してすぐにエコー検査を実施したとしても、正確な診断が得られない場合が多々あるため、エコー検査は少し時間を置いてから行うということで方針が決まりました。
鮫島調教師は「坂路でのペースが上がり、トレセンに入れられる寸前まで来ているという話を聞いていましたし、戻ってくるのを本当に楽しみにしていたんです。ですので、突然の知らせにビックリしています。ただ、発症時はかなりの腫れと熱感が感じられても、1週間もすれば意外に症状が落ち着く場合もありますから、エコー検査は少し待ってから行いたいと思います。症状を聞く限りでは厳しい状況ですが、なんとかいい方向に状況が変わることを祈りたいと思います。近い内に牧場まで行って私も状態を確認してきますから」と、連絡が入っています。
なお、レジェンドは現在、舎飼にて様子が見られており、毎日冷水でビッシリ冷やすという治療を継続しています。
エコー検査の結果も含めて、詳しい状況が分かり次第すぐにお知らせいたします。
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2008年4月23日(水)
現在、石川県・小松の小松温泉牧場にて調整中。常歩運動後、トラックコースにてダク1200m、ハッキングを1800m、坂路をキャンターにて2本、それに加えプール調教を消化しています。
担当者は「引き続きトラックコースで体を温めた後、坂路を2本上がっています。1本目はハロン20秒、2本目は少しペースを上げてハロン18秒というメニューですが、動きは悪くありませんよ。まだ体が重い分だけスッと動けないのかなと思っていたのですが、そこはやはり能力が抜けている馬です。いいフットワークで走りますし、息の入りも悪くありません。裏に関しても、逆に速いペースで乗った方がスッキリしてきた印象です。気性面でも軽めの方が行きたがってしょうがないですから、レジェンドにはこういうペースの方が合っているようです。このまま調教が進めば、トレセンに戻るという話も現実味を帯びてくるはずです。坂路調教を進めながら、プールで体を絞って、態勢を整えていきます」と話していました。
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2008年4月16日(水)
現在、石川県・小松の小松温泉牧場にて調整中。常歩運動後、トラックコースにてダク1200m、ハッキングを1800m、坂路をキャンターにて2本、それに加えプール調教を消化しています。
担当者は「鮫島調教師、目黒獣医師との話し合いの結果、『乗り進めていこう』ということになりましたので、今週からは坂路の本数を2本に増やしました。しかもペースを上げて、1本目がハロン20秒、2本目がハロン18秒というメニューです。裏に関しては張りと熱感は残っていたのですが、続けてペースを上げることで逆に落ち着いてきた印象です。もちろん安心はできませんが、もう進めていく時期なのかもしれません。坂路に関してはハッキングくらいのペースよりはこれくらい行かせてあげた方がレジェンドにはいいと思います。今は落ち着いて坂路を上がっていますし、普段でもテンションが高くなることもありません。稽古量が少ない方が、体力が有り余って余計にうるさくなるのかもしれませんね。体に関しては元々が立派過ぎただけに、すぐに絞るのは難しいでしょうが、こうして坂路2本を続けて行ければ引き締まってくるでしょうし、筋肉も戻ってくるはずです」と話していました。
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戦績 |
1着 |
2着 |
3着 |
4着 |
5着 |
着外 |
11戦 3勝 |
3 |
3 |
0 |
0 |
1 |
4 |
2008年4月18日
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2008年3月14日
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