2006年10月4日(水) 

　昨日、お伝えしましたように、レース後に左前第一指骨の剥離骨折が判明してしまったウインルミエール。今回の骨折は前回骨折した箇所の再発となり、さらに剥がれた骨片が球節の組織に入った状態で、除去手術も困難であるという診断が獣医師から伝えられました。また、骨膜炎の症状も確認されています。
　これを受けて、昨夜、片山取締役社長が藤原英調教師との話し合いを持った結果、戦列復帰までの日数、また同じ箇所の骨折を発症していることから、完治して戻ってきても3度目の骨折も十分に考えられるとの判断で、非常に残念ではありますが現役を引退させる方針を固めました。
　これにより、ルミエールは、本日4日、中央登録の抹消手続きを完了。そのまま、トレセン近郊にある金勝牧場へ放牧に出ました。また、今後については、金曜日の馬運車で北海道へ向かい繁殖として第二の馬生を送ることが決まっています。
　会員の皆様には永い間ご声援いただきありがとうございました。また、出資会員の方にはJRAの見舞金が確定する約1ヵ月後に引退通知書をお送りさせていただきます。

2006年10月3日(火) 

　先週のダート長距離戦で新味を見せてくれたウインルミエールでしたが、トレセンに戻った後、左前脚の歩様に異常が確認されました。
　すぐにレントゲン撮影を行なったところ、左前第一指骨の剥離骨折が確認されました。左前第一指骨というのは前回の剥離骨折箇所と同じで、さらに今回の歩様の乱れはその骨折が主な原因ではなく、以前の骨折箇所から骨膜がふくれあがったことからくるものだということでした。
　さらに悪いことに今回の剥離骨折は骨片が、球節の組織に入った状態になってしまい、骨片の除去手術ができないとのこと。獣医師は「骨片は大きいものではないですが、それが自然治癒で馴染んでくるのに約6ヶ月。骨膜もいっさい出ない最短でその期間ですから、何か少しでもあればそれ以上になってしまうでしょう。以前の骨膜も出ていますしねぇ」と、渋い表情でした。
　なお、ルミエールは明日の午前中に栗東近郊の金勝牧場へ移動の予定です。今後につきましては、片山取締役社長と藤原英昭調教師が話し合いを持つことになっていますが、中央競馬登録抹消の方向で進めることになりそうです。
　話しがまとまり次第、会員の皆様には、すぐにホームページ、テレホンサービスにてお伝えいたします。

2006年9月28日(木) 

　現在、栗東：藤原英昭厩舎在厩。9/30（土）中京9R　3歳以上500万下（ダ：2300ｍ）に出走を予定しています。水曜日は、中1週にも関わらず意欲的な追い切りを敢行しています。DWコースで荻野調教助手が乗って、6Fの長めから行き出すと、ラスト1Fは一杯に追われて12秒7という時計をマークしました。これだけ間隔を詰めてハードな稽古が消化できるというのは、これまでにはなかった進境です。「だから、よくなっているって言ったでしょう？　今度は見せ場があるよ」と、荻野助手も前走の敗戦をまったく引きずっていない口ぶりでした。
　そして本日木曜日は、追い切り明けということで、藤森厩務員に引かれて、運動を50分行なっています。歩様は異常なしで、藤原英調教師も「昨日は予定よりハードな内容になったのでちょっとどうかなと思っていたんですが、大丈夫ですね。これなら、あれぐらいやっておいて正解ということです」と、満足そうです。「今度はスッとハナに行けるよ」と、楽しみにしていました。

2006年9月21日(木) 

　現在、栗東：藤原英昭厩舎在厩。9/17（日）中京12R　3歳以上500万下（ダ：1700ｍ）に出走、結果15着に。前を行く馬がバテてズルズル下がって来たアオリをモロに受ける形で力を出し切れないレースとなってしまいました。「競馬のあとはさすがにゴトゴトした」と、藤原英調教師が指摘していることもあって、水曜日は運動のみで楽をさせてもらっています。一応、木曜日までは運動のみにセーブしようかということにはなっていますが、中1週で来週の中京土曜8Rダート2300ｍを使う方針に変更はありません。
　そして本日木曜日は、昨日からの予定通り、引き運動だけで楽をさせてもらっていました。レース後の測定で、馬体は何キロか減ったそうですが、ガタッときたわけではありません。いたって元気なルミエールですから、中1週での来週の出走に向けて、陣営は前向きです。