2009年9月3日(木) 

　先週の小倉遠征後、左前脚の球節上部に腫れが見られたウインカーディナルでしたが、本日午後からエコー検査を行ったところ「左前脚屈腱炎」という診断となってしまいました。
　「腫れの程度から触診では腱の損傷はないのではないかと思っていましたが、エコー検査の結果、わずかとはいえ腱自体に損傷が確認できた以上は屈腱炎の診断をせざるをえません」というのが獣医師からの報告でした。
　これを受けて、中竹調教師は「かつてのキレ味が影を潜めるようになってきましたので、能力的にはそろそろ苦しくなってきたかなとは思っていました。ただ、地方競馬ならばまだまだ活躍の場があると思っていただけに、こんな形で現役生活にピリオドを打つことになってしまって、とても残念です。申し訳ありませんでした」と、とても悔しがっておられました。
　7歳という高齢で屈腱炎を発症してしまったことを考慮すると、当クラブとしましても、これ以上、カーディナルを現役としてこだわるというのは困難であるという結論に達し、引退させることで方針が決まりました。
　なお、カーディナルは5日に中央競馬登録の抹消手続きを行います。また、今後につきましては、乗馬としての引き取り先を探していきますので、詳しくは引退通知書にてお知らせいたします。その引退通知書ですがJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りさせていただきます。
　ここまで長きに渡り、カーディナルに温かいご声援を送っていただいた会員の皆様には、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

2009年8月27日(木) 

　現在、栗東：中竹和也厩舎在厩。8/30（日）小倉10R　阿蘇S（3歳以上OP／ダ：1700ｍ）に出走が確定しました。

≪8月26日水曜日更新≫
　ウインカーディナルは、柴田調教助手が騎乗して坂路を単走で最終追い切りがかけられています。「間隔が詰まっているので馬なりでいいよ」という中竹調教師の指示通り、無理するところなく4F56秒0で上がってきています。ラスト1Fは計測不能でしたが、ラスト2Fをほぼイーブンペースで上がってきていましたから、「13秒3だったでしょうね。順調です」と、中竹調教師も納得しています。今週の小倉日曜10R「阿蘇S」ダート1700mは52キロのハンデで国分恭騎手が騎乗。「前半が速くなるようなら出番もあるはず」と、展開が味方してくれることを願う中竹調教師です。

≪8月27日木曜日更新≫
　追い切り明けのウインカーディナルですから、今朝は柴田調教助手に引かれての運動のみで楽をさせてもらっていました。「夏場に弱いイメージがあった馬ですが、今年はこの過ごしやすさもあって順調です」と、中竹調教師も笑顔です。障害練習では頑固な面を発揮したカーディナルですが、それ以外では本当に素直で扱いやすい馬なのだそうです。

2009年8月19日(水) 

　8/20（木）に滋賀県・八日市のアカデミー牧場を退厩、栗東：中竹和也厩舎へ帰厩の予定です。ウォーキングマシンを調教前に60分、調教後に40分、常歩4000ｍ、ダートコースにてダク2000ｍ、キャンター2000ｍを消化しています。
　担当者は「ここ数年は夏負けをしていますし、暑さには強くはないというイメージだったので、今回も状態は良くないだろうなと思っていましたが、思っていた以上に状態は良かったですよ。レースの疲れは若干感じますが、暑さでバテているという感じはしません。中竹調教師もこちらへ来られて、状態を確認したら、予定を変更して帰厩を決断したほどですからね。昨年のカーディナルの状態だったら、間違いなく休養となっていたでしょうが、今年は一味違ったカーディナルといった感じです。馬体に関しては、以前よりはスッキリと見せていますが、決してガレているとか、細すぎるというイメージはありません。これくらいの方がむしろスムーズに動けるんじゃないでしょうか」と話していました。
　また、中竹調教師からは「夏に強い馬ではないですから、当初は秋までお休みと考えていたのですが、今年は状態がいいんです。ですので、予定を変更して夏にもう一走することにしました。次走は8月30日小倉日曜10R『阿蘇S』ダート1700m。それに合わせて明日トレセンへ戻す予定です」と、予定変更の連絡がありました。

2009年8月13日(木) 

　8/8（土）新潟11R　関越S（3歳以上OP／ダ：1800ｍ）に出走、結果10着に。レース後、8/11（火）に滋賀県・八日市のアカデミー牧場へ放牧に出ました。

≪8月12日水曜日更新≫
　先週の新潟「関越S」に出走したウインカーディナルでしが、典型的な前残りの競馬になって不運な結果でした。中竹調教師は「この馬はそういうことが多いですよね。まぁ、脚質的に展開に左右されるところはしょうがないんですけど」と、自分で競馬を作れない脚質を嘆いていました。レースによるダメージはなさそうですが、疲労を癒す意味で、昨日、トレセン近郊にあるアカデミー牧場へ放牧に出ています。