2024年7月31日(水) 

ウインピクシスは、先週の札幌で出走し、3コーナーから反応が悪く、直線は無理せずゴールしてきました。レース後は右前球節に腫れがあり、押さえる歩様も見せていました。
本日エコー検査を行った結果、「右前繋靭帯不全断裂」で競走能力喪失の診断が出ています。この結果を受けて協議の結果、ここで現役を引退させることを決定しました。明日8月1日（木）に中央競馬の登録を抹消いたします。
上原博調教師は「以前から右前は少しむくみ気味になったことがありましたし、今回もダートコースでの追い切り後にかすかな張りが感じられましたが、もちろん歩様には出ていませんし、痛みなどもなく、これまでは競馬でも問題なく走れていました。ただ、年齢を重ねて蓄積されてきたものもあったのだと思います。ジョッキーが無理をしなかったおかげで命には別状なく、無事に繁殖牝馬として生まれ故郷に戻せることにはホッとしています。重賞を勝てる力はあったのに勝たせてあげられず、申し訳ありませんでした。優れたスピードがある馬で、いいお母さんになると思いますので、子供に期待しています」と話していました。
今後は、コスモヴューファームで繁殖牝馬となる予定で、売却金額や出資会員の皆様への分配金額については、10月20日頃にお送りする『ご請求とお支払金額のご案内(9月分)』にてお知らせいたします。
出資会員の皆様には、急な引退となってしまったことをお詫びすると同時に、これまで長きに渡り、ピクシスに温かいご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

2024年7月25日(木) 

今週の出走を予定しているウインピクシスは、昨日、札幌ダートコースにて最終追い切りがかけられました。横山和騎手との初コンタクトとなり、単走で5Fからゆっくりとペースが上がります。道中は馬なりの自分のリズムで進み、直線ではジョッキーのアクションに応えてゴール板を駆け抜けていました。時計は5F66秒4、ラスト1F12秒4でした。
上原博調教師は「ジョッキーは『黛騎手が毎日乗ってくれていい状態に仕上がっています』と話していましたし、特徴も掴んでくれたようです。昨年とまったく同じ過程での出走になりますが、黛騎手が『昨年よりいい』と話しているように状態、仕上がりは今年の方が上ですね。あとは斤量が軽い有力馬がいるので、そのあたりがどうかというところでしょう。昨年は内枠からロスなく運べましたが、できれば今年もその形がいいですね。相性のいいレースですし、期待は持っています」と話していました。
そして本日は運動のみで様子が見られ、午後からの出馬投票で、今週の札幌日曜11R「クイーンS・GIII」芝1800m牝馬限定戦に横山和騎手で出走が確定しています。

2024年7月18日(木) 

前走後は「クイーンS」を目標にコスモヴューファームに放牧に出ていたウインピクシスが、先週末14日（日）に札幌競馬場に入厩しています。
16日（火）から黛騎手が乗って調教を開始し、昨日はダートコースにて1週前追い切りがかけられました。黛騎手が騎乗して単走でスタートすると、前半は折り合い重視でゆっくりと進みます。後半はジワッとペースを上げて、最後も余力十分でフィニッシュしていました。時計は5F71秒1、ラスト1F13秒5でした。
上原博調教師は「うちの厩舎の札幌は持ち乗り助手ではなく厩務員が行っているので、昨年も毎日黛騎手が調教を手伝ってくれましたが、今年も乗ってくれることになりました。レースでは乗せてあげられないのに、調教だけでもやってくれて本当に感謝しています。昨年は馬体重が430キロ台まで減ってしまい、稽古を加減したところがあったのですが、今年は444キロと体もあり、雰囲気もいいとのことです。黛騎手も『昨年より状態いいです』と連絡をくれました。あとは来週の追い切りは実戦で乗る横山和騎手が乗る予定となっています」と説明していました。
追い切り明けの本日は軽めの運動を消化していました。
なお、次走は来週の札幌日曜11R「クイーンS・GIII」芝1800m牝馬限定戦を横山和騎手との初コンビで予定しています。

2024年7月12日(金) 

北海道・新冠のコスモヴューファームにて調整中。坂路をキャンターで1本、もしくは屋外トラックコースにてダク、キャンターを消化しています。
担当者は「今週も屋外トラックコースでハロン15〜15秒を行いました。本数を重ねながら動きは上向いてきましたし、気になるところもなく順調です。馬体重も今週8日（月）の計測で456キロと適度に余裕がありますし、良い状態で送り出せると思います」と話していました。
なお、本馬は、今週末14日（日）に札幌競馬場へ入厩する予定です。