2024年8月20日(火) 

ウインセレーネは先週の新潟で出走し、前半は流れに乗った競馬ができていましたが、直線は伸びる脚がなく12着に敗れました。5着以内に入れず優先出走権利を得られなかったことで、今後3歳未勝利戦に出走できなくなりました。右トモの慢性的な弱さから調教で負荷をかけることができず、続けてレースを使うことも難しい状況です。こうした状況を考慮し、関係者で協議の結果、誠に残念ではありますが、ここで現役を引退することを決めました。明日8月21日（水）に中央競馬の登録を抹消いたします。
今後は、今週8月22日（木）のサラブレッドオークションに出品の予定で、売却金額や出資会員の皆様への分配金額については、10月20日頃に発行する『ご請求とお支払金額のご案内（9月分）』にてお知らせいたします。
短い間でしたが、セレーネに温かいご声援をいただきましたことを心より感謝申しあげます。

2024年8月15日(木) 

今週の出走を予定しているウインセレーネは、昨日坂路にて最終追い切りがかけられました。今週も佐藤騎手が騎乗し、3歳未勝利フォカッチャとの併せ馬で、前半はゆっくりと入ります。後半もペースは上げずにジョッキーが抱えたままで併入ゴールしていました。時計は4F59秒9、ラスト1F14秒8でした。
小手川調教師は「少しでも調教の強度を上げてしまうと反動が出てしまう現状なので、今週の追い切りはずっと抱えて乗るしかありませんでした。出掛けは右トモの踵が着けないくらいの歩様の悪さですが、動かしていくと慣れてきて、速いところへいけば気にならないとのことです。ただ、先週ほどではないにせよ、今週のこの軽い追い切りでも多少の反動はありました。右トモはギリギリの状態ではあることは間違いありません。攻められない現状ですが、小柄ですし、気もいいタイプですから、競馬では力は出してくれると思っています。あとは台風が来ているので馬場がどうかというところですね。馬場が重くなってしまうと力は出せませんから、なんとか良馬場でやらせて欲しいところです。デビュー戦の内容からも力はありますから、ジョッキーには思い切って乗ってきて欲しいと思っています」と話していました。
そして本日は軽めの運動を消化し、午後からの出馬投票で、今週の新潟土曜7R芝1600m牝馬限定戦に3キロ減の佐藤騎手で出走が確定しています。

2024年8月8日(木) 

来週の新潟土曜7R芝1600m牝馬限定戦を3キロ減の佐藤騎手で予定しているウインセレーネは、昨日坂路にて追い切りがかけられました。佐藤騎手が騎乗し、2歳新馬カンナギとの併せ馬でセレーネが後ろから追い掛けます。道中もペースは上げず、ゆっくりと2頭で走ると、最後まで馬なりで併入ゴールとなっています。時計は4F56秒3、ラスト1F12秒9でした。
小手川調教師は「常歩をしていると危ない歩様なので、初めての人だと怖がってしまうほどです。ですので、ジョッキーに追い切りに乗ってもらい感触を掴んでもらいました。速いところへ行くと気になりませんし、動きは悪くなかったです」と話していました。
しかし、本日には追い切りの反動が確認され、同調教師は「まったく攻めてはいないのですが、昨日の追い切り後、右トモを中心に全身にダメージがありました。今日には獣医師による局所の治療を行いました。もう未勝利も残り少ないですし、ガタッと来てレースに使えなくなってしまうことだけは避けなければいけないので、来週は反動が出ないようにさらに軽めの調整でレースに送り出すつもりです」と説明していました。

2024年8月1日(木) 

先週トレセンに帰厩したウインセレーネは、昨日は坂路で15〜15秒を行い、本日は軽めの運動を消化していました。
小手川調教師は「牧場でも相当歩様が悪かったようで、こちらでも常歩から右トモが落ちるような歩様です。ただ、以前もこういうところはありましたし、速いところへ行ってしまえばそこまで気になるわけではありません。しかし、獣医チェックでは、股関節周りの筋肉に疲れがあるとのことですし、歩様の悪さをカバーして負担が掛かっています。さらには状態が万全ではないのでカイバは食べていても体は増えてきません。厳しい現状ですが、未勝利馬ですから、ここで休ませるわけにもいきません。反動が出ないように追い切りではそこまで攻めず、まずは競馬までいくことを第一に考えていきます」と細かく説明していました。
なお、次走は、8月17日、新潟土曜7R芝1600m牝馬限定戦を3キロ減の佐藤騎手とのコンビで予定しています。