2013年8月7日(水) 

　先週の新潟では、スタートこそ出たものの、その後は突っ張るような走りで前に進んで行かず、13着と敗れたウイントレジャー。トレセンでじっくりと調整し、状態はかなり上向いての出走だっただけに、このレース内容は重く受け止めなくてはなりません。今後はまだ未勝利戦は続きますが、ついて行くのがやっとというレース内容に変化が見られないこと、さらに今回優先出走権利を逃したことで、新潟の最後の未勝利戦に出走できるかどうかは微妙な情勢でもあります。それらを踏まえ、関係者で協議を行った結果、残念ではありますが、ここでの現役引退を決定。本日7日（水）に中央競馬の登録を抹消しました。
　今後は、地方競馬の馬主に売却し、地方・佐賀競馬に移籍予定です。
　なお、引退通知書につきましてはJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りいたします。
　出資会員の皆様には、ご期待に添えず、大変申し訳ありませんでした。短い間でしたが、温かいご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

2013年8月1日(木) 

　今週の出走を予定しているウイントレジャーは、昨日31日（水）にWコースにて最終追い切りがかけられました。草野騎手が騎乗し、相手の杉原騎手騎乗のスパーキードリームと5Fから併走でピッチが上がり、余力をたっぷりと残したまま直線に向かいます。勝負どころでも鞍上の手が大きく動くことはありませんでしたが、頭が高くなりフワッとする場面が何度も。それでも一杯に追われる相手に対し、最後は持ったままで併入ゴールとなっています。
　手応えでは優勢でしたが、大竹調教師は「う〜ん、やっぱり気難しいですね」と厳しい表情でひと言。続けて、「太郎（草野騎手）も『今までで一番ひどかった』と言っていました。その証拠に帰ってきたら『フウ』とも言っていなかったですから。まったく本気を出して走っていないということです。能力がないわけではないので、歯痒いところです」と最後までトーンは上がりませんでした。
　そして本日1日（木）は追い切り明けということで、軽めの運動で様子が見られ、午後からの出馬投票で今週の新潟土曜3Rダート1800m牝馬限定戦に大野騎手で出走が確定しています。「痛いところがなくなり、状態だけで言えば自信を持って送り出せます。ただ、この馬の最大の焦点は気持ち。なんとか最後まで集中して走ってきて欲しいところです」と話す大竹調教師でした。

2013年7月25日(木) 

　トレセン帰厩後は背腰の疲れを取りながら調整を進めているウイントレジャーは、ジックリと進めてきたこともあり、調子が上向き、週末21日（日）には坂路で追い切りがかけられ、軽快な動きを見せていました。
　今週は昨日24日（水）にWコースにて追い切りがかけられました。草野騎手が騎乗し、相手の3歳500万下ルーとともにWコースへ入ると、5F地点で2馬身ほど追走してスタート。4コーナーでは馬なりのまま内から差を詰め、追い比べとなります。動きが優れない時は、この勝負どころで置かれるのがトレジャーのパターンですが、この日は持ったままでスムーズ追走し、最後まで鞍上の手は動かず、併入でゴールしています。
　大竹調教師は「動きは良かったですね」と合格点を与え、「来た当初は状態があまり良くないと感じましたが、ここへ来てグンと上向いてきました。太かった馬体が絞れてきたのも動けるようになった要因でしょう。これなら来週行けますね」とのことから、来週の新潟土曜3Rダート1800m牝馬限定戦を復帰レースとすることを伝えてくれています。なお、ジョッキーはデビュー戦以来となる大野騎手の予定となっています。
　なお、追い切り翌日の本日25日（木）は軽めの乗り運動で様子が見られていました。

2013年7月18日(木) 

　帰厩後は背腰に疲れが見られているウイントレジャーは、この中間は坂路入りをせずにじっくりと調整を進めています。昨日17日（水）、本日18日（木）ともに南馬場の角馬場からDコースでキャンターというメニューを消化していました。
　大竹調教師は「トモにも疲れがあるので、坂路ではなく平坦コースでゆっくり進めていますが、少しずつ良化を見せてきています。週末には速い時計を出せると思いますので、そこでどれだけ動けるかですね。馬体に関しては、太めが少しずつ絞れてきています」と話していました。