2012年10月3日(水) 

　先週の中山では格上の500万下に挑戦したものの、行きたがる気性で1800mの距離に対応できず、早々に手応えがなくなってしまい、勝ち馬から大きく離されてしまったウインガイア。未勝利戦を除外で使えず、適距離ではない1800mという不利な条件だったことは確かですが、見せ場すら作れませんでした。この結果を受けて、関係者一同で協議の結果、現役引退を決定し、明日4日(木)に中央競馬の登録抹消手続きを行うこととなりました。今後につきましては、本馬は無償返還となっておりますので、生産牧場である白老ファームに権利を返還いたします。
　加藤征調教師は「新馬では1番人気、2歳の秋の時点でも3着に来ていたように、未勝利戦を勝ち上がれる能力はあったと思います。骨折というアクシデントがなければと本当に悔やまれます。申し訳ありませんでした」と頭を下げておられました。
　出資会員の皆様には、未勝利戦を勝ち上がらせることができなかったことをお詫び申し上げるとともに、これまでガイアに温かいご声援をお送りいただきましたことを心より感謝いたします。本当にありがとうございました。
　なお、引退通知書に関しましては、JRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りさせていただきます。

2012年9月27日(木) 

　今週の未勝利戦でラストチャンスに賭けるウインガイアは、先週末21日(金)には今週のスプリンターズS・GIにも出走する古馬OPフィフスペトルとの併せ馬をWコースで行われ、軽快な動きを見せると、昨日26日(水)には同じくフィフスペトルを相手にWコースにて最終追い切りがかけられました。
　フィフスペトルの先導役として終始3馬身ほどの間隔を保って進み、直線に向いてもリードは保ったまま。相手は最後の反応を確かめるとのことで、直線で気合を付けられたところでビュンとガイアが交わされ、ラストは2馬身ほどの遅れでのゴールとなりましたが、ガイアも最後までしっかりとした脚取りでフィニッシュしていました。
　加藤征調教師は「競馬を一度使って中身もグンと良くなっていますし、見た目のシルエットもスッキリしてきています。今日の動きも良かったですし、万全の状態に仕上がったと感じます」と笑顔も出ていましたが、今週の出走状況に話が移ると一転、「ダート1200mは4節のガイアには厳しいですね。抽選にもならずに除外が濃厚です。そうなるとダート1800mに行くしかなさそうですね。そこも厳しい抽選になるでしょうが・・・」と厳しい表情に変わっていました。
　そして本日27日(木)が運動とプールというメニューを消化し、午後からの出馬投票では今週の中山土曜3Rダート1800mに北村宏騎手で投票しましたが、抽選の結果、無念の除外。今週で未勝利戦が終了し、事実上、今後中央競馬でガイアの出走できるレースがなくなってしまうことから、今週僅かに空きがあった500万下の中山日曜8Rダート1800mに吉田隼騎手で再投票し、出走が確定しています。格上挑戦のうえ、1800mという距離で、ガイアにとっては厳しい条件づくしとなりますが、なんとか見所のある競馬を見せて欲しいところです。

2012年9月20日(木) 

　来週の中山土曜6Rダート1200mに出走を予定しているウインガイアは、先週末16日(日)にトレセンへ帰厩を果たしています。今週は、先週末の3日間開催競馬の影響で火曜日が全休日となっていることから、昨日19日(水)は坂路を楽走で1本、本日20日(木)はWコースをキャンターで1周というメニューを消化しており、明日にはWコースでの追い切りを予定しています。
　加藤征調教師は「一度競馬を使ってグンと良くなってきました。牧場でも緩めず乗っておいてもらいましたし、いい状態で戻ってきました」と笑顔で話していましたが、来週のレースの話になると、「今週ですら4節の馬が抽選にもならない状況ですからねぇ。来週もダート1200mはひと鞍しかありませんし、来週4節となるガイアには厳しいかもしれません。なんとか出走できるといいのですが・・・」と一転して厳しい表情に変わっていました。

2012年9月14日(金) 

　茨城県・鉾田市のビッグレッドファーム鉾田にて調整中。レース後も大きなダメージはなく、先週5日(水)から坂路調教を始め、今週は11日(火)に追い切りを行いました。担当者は「相変わらず気持ちは前向きでグイグイ動いていきます。馬体重も今週の計量で433キロとふっくら見せています」と話していました。今週末16日(日)にトレセンへ帰厩の予定で、次走は9月29日、中山土曜6Rダート1200mでラストチャンスに懸けます。