2013年6月12日(水) 

　ウインアンブロシアは、先週の東京では、ゲート内こそポールに頼るところはなかったものの、ゲートが開くとまったく行く気を見せず、またしても大きく出遅れてしまいました。その後もハミを取らず、離された最後方を追走。直線では松岡騎手に最後までビッシリと追われながらも、一度も走る気を見せずにレースを終えました。ここ2戦は勝ち馬から大きく離された敗戦を喫しており、ゲートが悪い状況も踏まえると今後このクラスで勝ち負けに持っていくには相当な変わり身がないと厳しいという状況です。　そこで週明けに関係者一同で協議の結果、短期間でその変わり身が見られることは難しいだろうとの結論に達し、誠に残念ではありますが、現役引退を決定。明日13日（木）に中央競馬の登録を抹消することとなりました。
　今後につきましては無償返還となっておりますので、生産牧場である追分ファームに権利を返還いたします。
　なお、引退通知書につきましてはJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りいたします。
　出資会員の皆様には、地方出戻り制度を適用したにも関わらず、中央復帰後は結果を残せなかったことを心よりお詫びすると同時に、アンブロシアに長きに渡り温かいご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

2013年6月6日(木) 

　今週の出走も視野に入っているウインアンブロシアは、週末2日（日）にも坂路で追い切りがかけられており、徐々にピッチが上がってきています。
　レースへ向けた最終追い切りは、昨日5日（水）は坂路にて行われました。相手は古馬500万下ウインフロレゾンで、アンブロシアが1馬身の先行でスタート。その後は馬なりのまま一進一退を繰り返し、ラスト2Ｆ過ぎで一旦フロレゾンが前に出ますが、そこから一杯に追われるとアンブロシアも意地を見せ、最後は併入でフィニッシュしています。
　粕谷調教師は「ラストの反応は良かったですね。ゲート練習で減った馬体は戻りましたし、溜まってきたトモの疲れも解消されました。これなら今週行けそうですね」と今週の出走にゴーサインを出しています。
　そして本日6日（木）は運動のみで楽をさせてもらっており、午後からの出馬投票では今週の東京日曜8Rダート1600m牝馬限定戦に松岡騎手で出走が確定しています。
　「とにかくゲート。前走は大出遅れでダートか距離かなどの適性がまったく掴めませんでしたから。でも、中央の500万下でもやれる馬だとは思っていますし、ゲートを普通に出てくれれば見せ場はあると思います」と語る粕谷調教師でした。

2013年5月30日(木) 

　ゲート練習にメドが立ったウインアンブロシアは、週末26日（日）にも坂路で追い切りがかけられているように、徐々に調教のピッチが上がってきています。今週は昨日29日（水）は坂路を楽走で1本というメニューで調整され、本日30日（木）には坂路で追い切りがかけられました。単走でスタートすると、最後だけ脚を伸ばすという内容でしたが、ラスト1Fは持ったままで12秒1という時計を計時していました。その後はDコースに設置されているゲートへ向かい、ゲート確認を行いましたが、枠入りも問題ありませんでしたし、中でも突っ張る姿はなく、最後までジッとしていられました。
　粕谷調教師は「今日は追い切りを行ってからゲートといういつもとは違うパターンを試したのですが、大丈夫でしたね。もうこれならゲートの心配はなさそうです」とホッと胸を撫で下ろしていました。続けて、「あとはトモの疲れと馬体の回復。カイバもしっかり食べるようになり、徐々に馬体も戻ってきているのですが、まだスリムな印象は拭えませんので、本番までにしっかりと増やしていきたいと思っています」と話していました。
　なお、次走については、馬体の回復次第ですが、来週の東京日曜8Rダート1600m牝馬限定戦も視野に入っています。

2013年5月23日(木) 

　先週も3日間みっちりゲート練習を行ったウインアンブロシア。17日（金）はゲート内で我慢させ、さらに両サイドに馬を置いてダッシュの練習まで行っていました。ゲート内では突っ張る姿を見せたものの、ポールに頼るところは見られず、スタートも3頭一緒に普通に出ていました。ゲート試験官からも「もう大丈夫でしょう」とお墨付きをもらっています。
　今週は昨日22日（水）に坂路にて追い切りがかけられました。とは言っても軽めの内容で、15〜15秒に毛が生えたくらいの軽い追い切りとなりました。
　粕谷調教師は「ゲート内では突っ張っているところがあったので、さすがにトモに疲れが来たようです。さらには馬体も少し減ってしまいましたからね。今後は焦らず少しずつペースを上げていきたいと思います」と状況を説明していました。
　そして本日23日（木）は運動のみで楽をさせてもらっていました。