2012年8月8日(水) 

　先週の新潟では道中はジックリと脚を溜めたものの、ペースアップに対応できず、またしても大敗を喫したウインブランシュ。調教では前向きさを全面に見せ、いい動きを見せていますが、デビューから4戦、競馬ではワンペースな走りで、ペースアップに上手く対応ができずに惨敗が続いています。
　レース後、関係者一同で協議の結果、ブランシュはまだ4戦しか消化しておらず、スーパー未勝利戦への出走権利はありますが、これまでのレース振りから今後のレースで一変するのは難しいだろうとの判断に達し、ここで現役生活を断念。本日8月8日(水)に中央競馬の登録抹消手続きを行いました。なお、今後のブランシュにつきましては、美浦近郊にあるエボルブルスにて乗馬になることが決定しました。
　菅原調教師は「転厩で預からせていただきましたが、調教でも能力の一端を示していただけに、勝ち上がらせることができずに申し訳ありませんでした」と頭を下げていらっしゃいました。
　なお、引退通知書につきましてはJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りいたします。
　クラブ初のGI馬ウインクリューガーの産駒として募集させていただきましたが、未勝利戦を勝ち上がらせることができなかったことを心よりお詫び申し上げるとともに、出資会員の皆様には、ここまで長きに渡りブランシュに温かいご声援をお送りいただきましたことを心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

2012年8月2日(木) 

　先週末28日(土)に新潟競馬場へ移動したウインブランシュ。今回は新潟までの長距離輸送も無事にこなし、到着後もカイバは残さず平らげています。馬体重は移動時点で前走時よりプラス4キロとなっており、新潟滞在がプラスに働きそうです。
　そのブランシュは、昨日1日(水)に新潟競馬場のダートコースにて単走で追い切りがかけられました。5F72秒6、ラスト1F13秒7と軽めの内容でしたが、ハミを自分から取って前向きさが見られる非常にいい動きを見せていました。
　菅原調教師は「新潟からは『体も細く見せませんし、動きも良好です』と連絡が入りました。間違いなくプラス体重で出走できそうですし、そうなれば前回のような事はないはずです」と話し、続けて「レース前に終わってしまった前走でもハナに立つスピードを見せてくれましたし、今回はラストの粘りも違ってくるでしょう。調教の良さからも素質の高さを感じている馬ですし、なんとかしたいという気持ちで一杯です」と気合の面持ちで語っていました。
　そして本日2日(木)は追い切り明けということで、運動のみで様子が見られ、午後からの出馬投票で無事に新潟土曜3Rダート1800m牝馬限定戦に出走が確定しています。なお、ジョッキーは初コンビとなる柴田大騎手に決まっています。

2012年7月26日(木) 

　前走で減った馬体の回復に努めているウインブランシュですが、トレセン帰厩後は落ち着きを取り戻しており、カイバも残さず食べていることから、馬体は日に日に回復傾向にあります。菅原調教師も「これならもう大丈夫でしょう。普段はうるさい馬ではないですし、輸送も心配ないはずなんですけどね。前回に限ってなんだったんでしょう」と首を傾げていました。
　しかし、今週は追い切りを行わない予定で、昨日25日(水)、本日26日(木)ともに南馬場の角馬場からWコースをキャンターで1周というメニューを消化していました。
　なお、次走は来週の新潟土曜3Rダート1800m牝馬限定戦を予定しており、前走の失敗を踏まえて、今週末には新潟競馬場へ移動させて、1週間の滞在ののち、レースに出走させることが決まっています。
　菅原調教師は「念には念を入れて早めに新潟へ移動させましょう。馬体さえキープできていれば距離は大丈夫なはずです」と来週の出走に意欲を燃やしていました。

2012年7月19日(木) 

　先週の新潟ではハナに立つスピードは見せたものの、直線は失速してしまったウインブランシュ。菅原調教師は「輸送であそこまでイレ込むとは思いませんでした。馬体も大幅に減り、体力も消耗してしまってレース前に燃え尽きてしまった印象です。ただ、それでもハナに行くことはできましたし、馬体さえ戻っていればいいレースができると確信しました」と前向きに捉えていました。
　レース後のブランシュは、トレセンに戻ってからはカイバも残さず平らげており、馬体も徐々に回復傾向にあります。早速、昨日19日(水)からは馬場入りを開始していたようにダメージはありません。本日20日(木)も南馬場の角馬場からWコースをキャンターで1周というメニューを消化していました。
　次走については、引き続き新潟競馬への参戦を予定しており、「距離はこなせると思います。あとは新潟までの輸送に気をつけなければなりません。早めに出発して新潟に少し滞在させるというプランも考えています」と次走の対策を語る菅原調教師でした。