2011年9月28日(水) 

　未勝利脱出に望みをかけて挑んだ先週の中山スーパー未勝利戦でしたが、残念ながら結果を残すことができなかったウインベルフラワー。骨折による長期休養が影響して競走馬としての鍛練が不足していたのは明らかでしたが、全3走のレース内容を考えると、これ以上、現役生活にこだわるのは困難であると、当クラブ、小島茂調教師との協議で判断させていただきました。
　小島茂調教師は「坂路での軽快な動きを見ていると素質の一端を十分に感じられる馬なのですが、勝ち上がりを求められる限られた期間の中にあって、骨折による休養に時間を費やされたことが残念でなりません。会員の皆さんには心よりお詫びいたします」と、厳しい表情を崩さずに語っていました。
　なお、ベルフラワーは、本日28日に中央競馬登録の抹消手続きを完了。今後につきましては、地方競馬での新たな引き取り先が見つかりましたので、詳細につきましては、JRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りいたします引退通知書にてお伝えいたします。
　骨折というアクシデントが多大に影響しながらも、僅か3戦という競走生活しか残せずに現役引退となってしまったことを心よりお詫び申し上げます。また、これまでベルフラワーに温かいご声援をお送りいただいたことを心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

2011年9月22日(木) 

　現在、美浦：小島茂之厩舎在厩。9/25（日）中山3R　3歳未勝利（ダート1800m）に出走が確定しました。

≪9月22日木曜日更新≫
　今週の出走を予定しているウインベルフラワーは、昨日21日（水）に坂路コースで併せ馬での追い切りがかけられています。相手は2歳新馬ケージーヒトメボレで、横並びでスタートしていき、互いに一杯に追われたラストでも一歩も譲らずハナ面を並べてのゴールとなっています。雨の影響で時計が掛かる馬場状態でしたから、「ラストまで頑張っていましたし、13秒3という時計にも合格点を与えていいと思います」と小島茂調教師のジャッジでした。追い切り明けの本日22日（木）は、厩舎周りの運動で調整されたベルフラワーに、小島茂調教師は正式に今週の出走へGOサイン。中山日曜3Rダート1800mに柴田大騎手で出馬投票を行い、無事出走が確定しています。「キッチリ仕上げることができました」と小島茂調教師ですから、ラストの未勝利戦での奮闘に期待をかけたいところです。

2011年9月15日(木) 

　現在、美浦：小島茂之厩舎在厩。9/18（日）中山4R　3歳未勝利（芝2000m）に出走を予定していましたが、除外となりました。

≪9月15日木曜日更新≫
　今週の出走を予定しているウインベルフラワーは、昨日14日（水）は坂路で併せ馬での最終追い切りがかけられました。角馬場で入念に乗り込んで体をほぐした後、坂路へ移動すると、同じく3歳未勝利スズカクエーサーを相手に、ベルフラワーのリードでスタート。ラスト1F付近から併せ馬となり、ラストの手応えはスズカが上回ったように見えましたが、ベルフラワーの反応も良く、一杯に追われると併入でのゴールを果たしています。騎乗した池田調教助手は「チップの入れ替えの影響で馬場が重たかった中でよく頑張っていたと思いますし、いい追い切りができたと思います」と、好感触を伝えてくれました。そして、追い切り明けの本日15日（木）は、厩舎周りの運動で調整が行われており、状態をじっくりと確認した小島茂調教師は、今週の出走を改めて決意。候補には、今週の中山土曜3Rダート1800m牝馬限定戦と、中山日曜4R芝2000mのふたつのレースが挙げられていましたが、小島茂調教師は「芝の適性を試してみたい」と語り、最終的には後者のレースを選択。柴田大騎手で出馬投票を行いましたが、抽選の結果、残念ながら除外となってしまいました。

2011年9月8日(木) 

　現在、美浦：小島茂之厩舎在厩。9/11（日）中山4R　3歳未勝利（ダート1800m）に出走を予定していましたが、目標を来週にスライドしたため、出馬投票は行いませんでした。

≪9月8日木曜日更新≫
　ウインベルフラワーは、先週予定していたレースで除外を受けてしまったため、2日（金）には小倉競馬場を出発。3日（土）に美浦トレセンへ帰厩しています。長距離輸送も無事にこなし、体調も良好とのことで、昨日7日（水）は早くも坂路コースを3頭併せで追い切りがかけられました。騎手見習の長岡君を背に、南馬場の角馬場でウォーミングアップを終えて、坂路へと姿を見せたベルフラワーは、大庭騎手騎乗の2歳新馬クシャトリア、古馬500万下シャイニングサヤカを調教パートナーに追い切りをスタート。クシャトリアに1馬身、シャイニングサヤカに3馬身の先行で行き出すと、先行から順に外へ進路を取り、残り3Fから3頭が横並びになりました。ラスト1Fに差しかかると、真ん中のクシャトリアだけが強めに追われていましたが、ベルフラワーの手綱は抑えられたままで3頭併入でゴール。「手応えが一番良かったのはベルフラワーでしたね」という池田調教助手の証言通りに、ラストまで余裕を持ったままでのフィニッシュとなりました。さて、今週の出走プランがあったベルフラワーでしたが、「もう1週間だけでも時間をかけて乗り込めれば、また少し上のランクに持っていけそう」という手応えを小島茂調教師が感じているとのことで、予定を来週にスライドすることになりました。候補としては、来週の中山土曜3Rダート1800m牝馬限定戦。もしくは、来週の中山日曜4R芝2000mが検討されており、小島茂調教師は「全力投球」を宣言していました。なお、追い切り明けとなる本日8日（木）は、厩舎周りの引き運動で調整が行われています。