2012年3月15日(木) 

ウインルナは、トレセンでの血液検査ではスクミの数値が異常な高さになり、その後ビッグレッドファーム鉾田へ放牧に出ていたウインルナ。放牧先で再度血液検査を行ったところ、数値は正常値まで戻っていましたが、坂路でペースを上げた3月9日（金）に再びスクミの症状が確認されました。血液検査の結果、スクミの数値は辛うじて通常の範囲内ではありますが、上限ギリギリのラインということでした。
トレセンに帰厩後も楽走で坂路を上がっただけでスクミが出ましたし、牧場でもその症状が続いている現状を踏まえて協議の結果、今後しばらくはペースを上げることができないことにより、長い休養期間が必要なこと、そして6歳という年齢を考慮すると、このタイミングで現役を引退させてあげることがルナにとっても出資会員の皆様にとっても最良の選択であると判断し、本日15日（木）に中央競馬の登録抹消手続きを行いました。なお、今後につきましては、生まれ故郷の村上欽哉牧場へ戻り繁殖牝馬となることが決定しています。
安田調教師は「体質面であまりレース数を使ってあげられませんでしたが、6歳まで頑張ってくれました。いいスピードを持っていた馬ですし、それが子供に受け継がれるといいですね。いいお母さんになってくれることを願っています」と、ルナにねぎらいの言葉を送っていました。
出資会員の皆様には、ここまで長きに渡りルナに温かいご声援を送っていただいたことを心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

2012年3月8日(木) 

　現在、茨城県・鉾田のビッグレッドファーム鉾田にて調整中。ダク運動後、600mの坂路をハッキングにて3本〜4本、調教後、ウォーキングマシンを60分消化しています。
　担当者は「先週末に坂路でのペースを上げたのですが、その後にまたスクミの症状を見せました。それを受けて再度血液検査を行ったところ、スクミの数値は辛うじて通常の範囲内ではありますが、上限ギリギリのラインでした。トレセンでは極めて高い数値が確認されたようですし、こちらの獣医師にも『スクミやすい体質というのは事実でしょう』と言われました。現在は運動は行っていますが、この状況ではペースは上げられません」と話していました。

2012年3月1日(木) 

　現在、茨城県・鉾田のビッグレッドファーム鉾田にて調整中。ダク運動後、600mの坂路をハッキングにて3本〜4本、調教後、ウォーキングマシンを60分消化しています。
　担当者は「血液検査の結果、スクミの数値は通常になっており、獣医師からも『乗り運動OK』の指示が出ましたので、今週からは軽くハッキングを始めています。歩かせている時もゴツゴツした歩様で、ハッキングでも硬めの動きが目に付きますが、安田調教師からは『元々がこういうタイプ』とうかがっていますので、あまり気にしないようにしています。球節に関しても腫れは見た目ですぐに分かるほどですが、触診でも痛みはありませんし、しっかりと固まっていますので、こちらも心配ないでしょう。今後はペースを上げて乗ってみます」と話していました。

2012年2月23日(木) 

　現在、茨城県・鉾田のビッグレッドファーム鉾田にて調整中。ウォーキングマシンを60分消化しています。
　担当者は「先週水曜日にこちらに到着しました。トレセンの血液検査では、スクミの数値が異常に高いとのことでしたので、本日こちらでも血液検査を行いました。今後はその結果次第でどういうメニューを組んでいくかを決めたいと思います。歩様にはかなり硬さが感じられるのは気になるところですが、元々がこういうタイプと伺っていますので、あまり気にせずにいこうと思っています」と話していました。