2009年11月27日(金) 

　アヴェニューの地方競馬出戻り制度適用にあたって、出資会員の皆様に賛同、否賛同のご意思をうかがっておりましたが、集計の結果、否賛同者が過半数を超えましたので、当クラブの所属馬として地方競馬出戻り制度の適用を断念することになりました。
　佐々木晶調教師は「会員の皆様のご意思を尊重しなければなりません。小さい体ながら、一生懸命に走る馬なので、なんとか1勝させてあげたかったのですが、期待に応えられず申し訳ない思いで一杯です」と、悔しさを滲ませていました。
　さて、アヴェニューの今後についてですが「地方競馬へ売却となれば、適距離とはいえない短い距離のダートを走らされることになるわけでしょう。なかなか苦しい戦いも予想されるわけだから、現役は断念してゆっくりさせてあげるのがアヴェニューには一番いいように思います」という、佐々木晶調教師の進言があり、同様のご意見を多数会員の皆様からいただいたこともありまして、当クラブとしましては、乗馬での引き取り先を探しましたところ、北海道にあるモモセライディングファームでお世話をしてくれることが決まりました。
　本日27日、中央競馬登録の抹消手続きを完了したアヴェニューは、夕方の馬運車で北海道へ旅立っていきました。
　なお、引退通知書はJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りさせていただきます。また、出資会員の皆様には、今回の地方競馬出戻り制度を断念いたしました経緯などを説明させていただいた書面を本日発送させていただきました。ここまで長きに渡り、アヴェニューに温かいご声援を送っていただいた会員の皆様には、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

2009年11月26日(木) 

　現在、滋賀県・栗東の金勝牧場にて調整中。準備運動後、坂路をキャンターにて3本、その後トラックコースにてキャンターを3000ｍ消化しています。
　担当者は「引き続き坂路を中心に調整を進めています。坂路を1本上がって、コースを周回、もう一度坂路へ戻っての繰り返しで、現在は3本上がっています。佐々木晶調教師からは『テンションが高い馬』と言われていたのですが、ウチではおとなしいくらいですよ。乗り手からは『乗っていて、少し馬をいじめようとすると反抗するようなところがあります』との報告がありました。まだペースを上げる指示は出ていませんし、ウチではゆっくりと調整ができるだけに、馬もリラックスしているんでしょうね。トレセンだと速い追い切りをかけるわけですから、どうしてもテンションが高くなってきてしまうのだと思います。カイバは残さず食べていますし、馬体も少しずつ戻ってきていますよ」と話していました。
　なお、アヴェニューの地方出戻り制度適用にあたっての出資会員の方々からのご返信につきましては、現在、最終結果を集計している最中です。結果が分かり次第、書面にてご報告させていただきます。

2009年11月19日(木) 

　現在、滋賀県・栗東の金勝牧場にて調整中。準備運動後、坂路をキャンターにて2本、その後トラックコースにてキャンターを2000ｍ消化しています。
　担当者は「佐々木晶調教師から『テンションがあまりに高くなっているので気をつけて欲しい』と連絡をいただいたので、こちらも身構えていたのですが、拍子抜けするくらい落ち着いているんですよ。やはりトレセンの環境とウチの環境との違いが馬には分かるんでしょうね。毎日非常にリラックスして過ごしています。馬体に関しても、全身チェックを行いましたが、痛いところひとつありません。使い詰めのダメージというのもほとんど感じられませんね。佐々木晶調教師は『少し楽をさせてあげて』とおっしゃっていましたが、まったく問題のない馬を何日も何もしないというわけにはいきませんから、早速月曜日からは坂路に入れ始めました。小さい馬ですが、キビキビとしたフットワークで走っていく姿が目に付きます」と話していました。
　なお、現在、アヴェニューの地方出戻り制度適用にあたって、出資会員の方々の賛否を問い合わせているところですので、結果が出次第、ご報告させていただきます。

2009年11月12日(木) 

　現在、栗東：佐々木晶三厩舎在厩。11/8（日）福島6R　3歳以上500万下（ダ：1700m）に出走、結果10着に。

≪11月11日水曜日更新≫
　先週の福島遠征は不本意ながらダート1700mに出走して結果10着。佐々木晶調教師は「以前よりはマシになったとはいえ、非力なタイプだけにダートはしんどいのかもしれないね。地方競馬出戻り制度を適用して、長距離の芝を選んで使えば、いずれはチャンスがめぐってきそうな感触は持っているのですが、だからと言って制度適用を強くお願いできるだけの成績ではありません。会員の皆さんの判断はどうお考えなのでしょうか？」と、微妙なニュアンスを語っていました。今日は運動のみで楽をさせてもらっており、金曜日までは厩舎でゆっくりできることになっていますが、今後の方針については熟考が必要のようです。当クラブとしましても、地方競馬出戻り制度を適用するか否かで意見が分かれている現状となっております。さらなる熟慮を重ねて今後のアヴェニューの方針をお伝えいたしたいと思っておりますので、今週一杯までのご猶予をいただけますようお願いいたします。

≪11月12日木曜日更新≫
　今朝のウインアヴェニューは、昨日に引き続いて厩舎周りの運動のみで楽をさせてもらっています。さて、意見が割れているアヴェニューの今後についてですが、本日夕方から、方針決定の最終的な協議を行うことになっております。明日には会員の皆様にお伝えできるものと思いますので、今しばらくお待ちください。