2012年12月12日(水) 

　先週の中山では、後方から控える競馬を試したものの、直線では脚を使えず14着に敗れたウインキングストン。今回の放牧後は馬体もふっくら見せ、調教でも軽快な動きを見せていましたが、レースでは休養前と変わらず厳しい結果となりました。
　それを踏まえ、関係者で協議を行った結果、以前のパフォーマンスを取り戻すのは厳しいという結論に達し、現役を引退することが決定いたしました。本日12日(水)に中央競馬の登録抹消手続きを行い、今後は地方競馬の馬主に売却。地方競馬・佐賀競馬に移籍することが決定しています。
　鈴木伸調教師は「転厩でお預りさせていただきましたが、キングストンの能力を引き出すことができずに本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げておられました。
　なお、引退通知書につきましてはJRAの見舞金が確定する約1ヶ月後にお送りいたします。
　出資会員の皆様には、ここまで長きに渡りキングストンに温かいご声援をお送りいただきましたことを心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

2012年12月6日(木) 

　今週の出走を予定しているウインキングストンは、先週末2日(日)にも坂路で4F54秒8、ラスト1F12秒9というところを乗られ、順調に目標に向けて調整が進んでいます。
　そして最終追い切りは、昨日5日(水)に坂路にて行われました。レースでの騎乗が決まった嶋田騎手を背に、蛯名騎手騎乗のセイウンアカネイロと共にまずはAコースで脚慣らしを済ませると、坂路コースへ移動し、キングストンが先行してスタートします。最初の1Fこそ14秒1とゆったりと入りましたが、スタートから気合満点のキングストンは、そのままラストまでもの凄い行きっぷりを見せ、それをとにかく必死で抑える嶋田騎手の姿が印象的でした。
　上がってきた嶋田騎手は「Aコースではゆったり走れていたのですが、坂路のスタート地点からはもの凄い気合乗り。最後まで引っ張りっきりの手応えだったのですが、時計を見てビックリしました。あれだけ抑えて4F51秒台ですからね。能力は高いです」と驚きの表情を見せ、「ただ、競馬で道中引っ掛かって行ってしまっては最後まで持ちませんからね。そういう意味では1200mは合っていると感じます。うまく能力を引き出せるように頑張ります」とレースへの意気込みを語っていました。
　追い切り明けの本日6日(木)は、南馬場の角馬場でハッキングを消化しており、午後からの出馬投票では、今週の中山土曜12R芝1200mに2キロ減の嶋田騎手で出走が確定しています。
　鈴木伸調教師は「追い切りも良かったですし、力は出せる状態です。前走はあれだけ掛かってしまったのですが、1200mなら流れも速くなりますし、ああいう形にはならないはず。しっかりと脚を溜めて末脚を生かす競馬をさせます」とレースの作戦を語っていました。現在、馬体が非常に充実しているキングストンですから、1200mで以前のキレを取り戻して欲しいところです。

2012年11月29日(木) 

　先週末24日(土)に美浦トレセン・鈴木伸厩舎へ帰厩したウインキングストンは、昨日28日(水)に坂路にて追い切りがかけられました。
　相手は2歳未勝利のキセキノナルシストで、その先導役を務める形となり、キングストンが2馬身ほど先行でゆったりとスタートします。残り1F地点で手綱が押される相手が横に並んできて、ラストは1馬身ほど遅れたところがゴールとなりましたが、相手はお釣りのない一杯で、キングストンは最後まで馬なりの楽な手応えでしたし、帰厩後1本目の動きとしては悪くありませんでした。
　鈴木伸調教師は「右腕の筋肉痛はレースの反動ではなくて、馬房で寝違えたもののようでした。ですから、すぐに回復しましたし、このように動きに影響はありません。馬体も減っていませんし、引き続きいい雰囲気をキープできています」と話していました。次走は距離を短縮する予定で、来週の中山土曜12R芝1200mに向かうことが正式に発表されています。
　なお、本日29日(木)は追い切り明けですが、南馬場の角馬場で軽めの乗り運動が行われていました。

2012年11月28日(水) 

　11/24(土)茨城県・鉾田市のビッグレッドファーム鉾田を退厩、美浦・鈴木伸尋厩舎へ帰厩を果たしています。右前に関しては、歩様に違和感はないのはもちろん、坂路でも軽快な動きを見せるようになっていました。次走は予定通り12月8日、中山土曜12R芝1200mに向かいます。